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電通女性社員過労自殺と虎と共存したヤギの話。

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電通自死した女性社員の話。
カラパイアではこんなニュースが以前紹介されていた。
生き餌として運ばれてきたものの、トラと仲良く共存しているヤギの話。
一見すると微笑ましいニュースだが最後の文章にはこんな事が書いてある。

″実はパークでは似たようなことが以前にもあったそうだ。生き餌として与えられた別の黒ヤギもやはりトラに立ち向かい、食べられることはなかった。しかし一度弱さを見せてしまった途端に食べられてしまったという。″

安心してください!まだ食べられてませんから。餌として投入されたヤギだけど、今でも仲良くトラと暮らしているよ(ロシア)


電通自死した女性社員は東京大学まで出て大企業に合格したなら当然内定を受け入れる、自然な流れだ。
虎の前に運び込まれたヤギは無理矢理だっただろうが、人間は違う。
機会さえあればわざわざ虎と付き合おうとする、そしてそれが社会が言う逃げない立派な生き方だとされる場合が多い。

しかし虎と共存できるのは虎と同等かそれ以上の強者か、もしくは決して虎を恐れないどうかしている生物だけだ。
弱さを見せれば平然と彼らは襲ってくる。
それでも尚も人間は、逃げない生き方の為かあるいはそれ以外か、自身も虎か、あるいは決して悟られないヤギである事を信じて飛び込まなくてはいけない事がある。
自身の身の丈を手にいれる為か、逃げない生き方の為か、あるいは生きる為か。
どちらにしろ草食動物には生きづらい世の中だ。

電通の女性社員はどうだったのだろうか、自身を虎だと認識していたのか、虎になれると認識していたのか?
もしくは悟られない擬態性を兼ね備えたヤギか、もしくは学歴社会のトップに立った自分には草食動物の楽園のような仕事が用意されると思ったのか。
虎と付き合おうなんてあまり褒められた考えではないが、しかし虎と付き合わなくては見えない姿もあり、虎と付き合わなくては生きれない世の中もあり、虎と付き合わなくてはいけないだけの対面も俗世にはある。

実際この事件は学歴なんかは関係があまりない。
虎と付き合わなくてはいけない事態になって、その上で草食動物と見なされて、なおかつ逃げられなかったら不幸な結末になる人は多く現れてしまう。

こんな事はビートたけしがアンビリバボーの最後に言う「常識では考えられない出来事アンビリバボー、あなたの身に起きるのは明日かもしれません」やタモリの言う「次に奇妙な世界の扉を開くのはあなたかもしれません 」よりは身近にある危機だろう。
こんなものはキツイ。